会員料金とビジターフィーの差がほとんどなくなり、会員権を求める意味がなくなったと言われて久しくなります。
東京近郊の会員メリットあるゴルフ場の会員権だけが取引されています。
以前は関東では550コースほどが名義書換されていたとのこと。
現在は取引されているゴルフ場は200コースほどと言われております。
市場が大幅に縮小したのに、いまだに200業者ほどで取引しています。
関東の取引数は、200コース×1ゴルフ場1500名×4%=12,000件ほど。
いまどき、わずか12,000件ほどを、200業者で取引!!
1業者当たりわずか年間60件ほど(月間5件)!
非効率、低収益の業界になった!!
市場規模は
平均価格が130万円ほど。130万円×12,000件=156億円
関東の市場規模156億円
全国では大雑把に3倍として
156億円×3=全国の市場規模468億円
以前は、市場規模が数千億円といわれていたのに、500億円ほどに縮小しました。
再編すべきなのにその動きが全くないようです。
タコツボに入り込んで安住(あんじゅう)、外を見ようとしない?!
私のいる医薬品流通業界と比較すると、危機感や知恵、勇気が足りないのではないかと思います。
医薬品卸業界の再編
医薬品業界では、製薬企業やドラッグストアの再編が加速しています。最も再編が行われているのが医薬品卸業界です。1992年に331社あった会社は、現在、実質的に全国展開する4グループに収斂しました。
ここまで再編が進んだ理由は、1991年に医薬品流通のしくみが大きく変わったことが契機となり、90年代後半の薬価大幅引き下げで加速しました。
製薬企業が独占禁止法違反を起こすなど不透明な流通が各方面から非難を浴びたのを受け、1991年に建値(仕切価)制に移行し、価格交渉権は医薬品卸がもつことになったのです。その結果、卸同士の価格競争、医療機関の値引き圧力、薬価を下げられたくない製薬企業が仕切価を高く設定するなどして、医薬品卸の収益は急速に悪化していきました。
危機感を募らせた卸各社は、生き残りをかけ、規模拡大を目指しました。業界再編のさきがけとなったのは、スズケンと秋山愛生館の合併でした。業界初といっていい、この大型再編はライバル企業を震撼させました。
2000年には三星堂とクラヤ薬品、東京医薬品の3社が合併し、現在のメディセオ・パルタックホールディングス(メディパルホールディングス)が誕生しました。過去最大級の合併は、医薬品卸が2兆5,000億円規模の超大型卸となったのです。